込岳・二王山



2010年2月06日
 

コース概要


8:15 奥仙俣
8:40 林道登山口
10:25 稜線
10:50-11:20 込岳
12:30 スッペン河内崩
14:05 二王山
14:50 二王峠
16:00 奥仙俣




アツラ沢の頭から二王山までの稜線歩きをいつかしてみたいなと思っていましたが、奥仙俣から込岳・二王山と歩く周遊ルートがあるとわかったので、とりあへずこの区間だけ歩こうと思い実行しました。



奥仙俣の「はしずめ橋」の向こう側に二王山に登山口があります。ここに下山時降りてくる予定なので橋の手前の側道に車をとめる。奥仙俣までの道は結構狭くて疲れます。
二王山登山口を見送り込岳登山口まで車道を歩く。

カーブの所から登り始めます。道標類は一切ついていないです。
ここは広場になっており、かなりの台数の車がとめられそうです。


檜の植林の中を歩きます。
道はしっかりしておりジグザクを切りながら高度を上げて行き緩やかに左にカーブして支尾根と合流します。

850m地点くらいで右に見えてきた尾根に移動します。このトラバース道がちょっと危なげ。

数日前に安倍奥では雪が結構降ったとの事。1300mくらいの込岳なら雪はないだろうと思ってましたが、1000m地点くらいから雪がでてきました。雪というより氷といった感じで滑る滑る。
しかたがないので軽アイゼンを装着しました。

1150mくらいの地点で込岳からの尾根に合流。
尾根にでると風が強くて寒い寒い。フリースを羽織ります。

合流地点の少し上辺りから数日前だと思われるトレースが出てきました。
ゆるやかに登っていくと込岳山頂に到着。気になるトレースは不思議と二王山とアツラ沢の頭方面の両方についていました。この時期にアツラ沢方面に行く人なんているんでしょうか。鉄砲撃ちかもしれないです。

ちょっと早いですが山頂で昼飯休憩。今日は寒いとわかっていたのでカップメンを持ってきました。
食事後スパッツをつけていたりしていたら、なんか風が強くなってきて寒い寒い。
ザックにつけている温度計を見てみると-10度くらいを指している。ザックにぶら下げているペットボトルのお茶もなんか少しシャーベット化してる。こりゃたまらんと更に一枚羽織に王山に向かう。


トレースがあるのでこれについていけば道探しをしなくていいから楽勝だなと思いきや、2分くらい下った所でUターンしたんでしょうか、綺麗にトレースがなくなっていました。
ここからがものすごい急な所を下って行きます。最初に見たときは「本当にここを下るの?」と思いました。
更に雪が薄く積もっているので滑ってかなり怖い。

少し下ったところで振り返ってみる。
植林の雑木林の狭い間を一気に下っています。
写真だとあまり急じゃないように見えますが、かなりの急坂です。

鞍部に近づいてくるとガレと藪の為稜線歩きができなくなり、植林の中を歩いて行きます。
ここが道がよくわからない所だった。


鞍部からはかなりの規模のガレが見えます。このガレがスッペン河内崩という所らしいです。

鞍部からは一旦1072m峰に登り返す。
この区間がものすごく疲れた。笹は邪魔だし急だしガレから吹いてくる風はものすごく寒いし雪で歩き辛いしと・・・。

1072m峰を越えて今回の最後の登りの二王山が見えて気ました。
あとは気力で登るだけ。といってもここからの登りはいままでの登りと違い緩やかなので楽です。
平坦な所にでてくれば山頂はあと少し。


山頂に直に行く道はあったのでしょうか。道なりに歩いていたら三角点につきました。
ちょっとだけ休憩し山頂に向かいます。
ここにははっきりとしたトレースがありました。今日来た人かな。

2年ぶりの二王山山頂に到着。天候があまりよくなく山伏方面の景色はあまりよく見れず。
山頂で写真を撮った後お茶でも飲もうとペットボトルを見たら飲み口の所が凍って飲めませんでした。
しかたがないのでガンガン叩いてなんとか飲めるようにしましたが、結局このお茶は下山し車に着いたときには中身は凍っていました。

山頂から少し下り分岐を奥仙俣方面へ。
これから向かう奥仙俣方面にはトレースなし。

なだからに下っていくと左側にガレが見えてきます。
ここのからの景色は最高。大光山から真富士山までよく見えます。
大光山から十枚山までの区間が歩けていないなーと思いながらぼーと見てました。


ガレをすぎた先でやや右に向かいながら下っていく。
積雪していたせいかもしれないけど結構わかりにくい箇所だったと思う。とは言ってもテープも結構ついていましたが。

モノラックの線路がでてくれば奥仙俣の分岐。
ここは黄色い道標もついていました。

伐採地で少し休憩して下山します。

伐採地の横を走るモノラック沿いに歩くのですが、非常に歩きづらい。
かなり急な所も線路沿いに一気に下って行きます。
本当にこの道でいいの?と思う事が多々あります。

道標がでてくれば線路から外れて植林の中を歩くようになります。
ここからの道はしっかりしていて歩きやすいです。


昔茶畑だったと思われる石垣のある暗い植林の道を通り過ぎるとやっと沢にでてきました。
右側を見ると橋がありましたが、面倒なのでそのまま直進して沢を渡りました。


沢を渡った所で木の階段を登ると朝通過した二王山登山口に着きました。

感想
非常に静かな山域。静かな山歩きが好きな方にはお勧め。
込岳〜二王山区間は急坂有り、笹藪有り、迷いやすそうな所にはテープ無しと距離の割には時間がかかりました。