八森山・三星峠



2010年2月24日
 

コース概要


7:35 上渡バス停
10:50-11:30 八森山
12:25 1004m峰
13:20 三星峠
13:50 鉄塔分岐
15:05 林道
15:35 中平バス停



少し前から気になっていた三星峠。地形図だと稜線から90度曲がり狭い鞍部に向かって一気に降りる感じになっている。この辺がどうなっているのか見てみたく実行してみた。
湯ノ森から二王山経由で歩こうと思いましたが、地図と検討した結果自分の歩くスピードだと日が暮れそうな気がしたので上渡から八森山に登りそこから三星峠に向かうことにした。


下山時に中平の集落に降りてくるので中平バス停近辺に駐車しバスにて上渡まで行く。バスで5分程度なので歩いてもこれる距離ですが、5km弱程度ありそうなのでバスにしました。
バス停から少し歩き吊り橋を渡る。
吊り橋の横あたりに広場があり数台駐車できそうです。

八森山はかなりマイナーな山であり、過去の登山記録を見てみても途中からは藪の中を歩くというような事が書いてあったので道標はないだろうなと思ったら、最初の登山口からちゃんとした道標がありました。
道もしっかりしておりテープもかなりの頻度でついています。

少し登ったところで左の写真の場所にでました。最初どっちに進んでいいのか迷い、右の尾根を少し登ったところで左側にいく薄い道があったのでそちらに向かったところちゃんとした登山道と合流しました。

特に迷いそうなところも無く道なりに歩いていると茶畑の放置された所で昔の作業小屋が見えてきます。面白いことにここで右に曲がり小屋の中を通ります。登山道が廃小屋とはいえ家の中を通ってることには驚きです。

今日は暑くなると天気予報でも言ってましたが、本当に暑い。
風が全くないので2月だというのに半袖でも汗だくになっています。
この時点で10度くらいです。

途中部分部分で笹が登山道に覆いかぶさっています。かなり歩くのに邪魔な訳ですが想像していたよりも遥かに歩きやすい道でした。笹が多いところでは笹よりも高い所にテープがついていたりと、ここ数年で結構整備されていたみたいです。

安倍奥のマイナーな山は大体最初から最後まで植林の中という感じの山が多いですが、このルートは植林になったかと思うと自然林になったりします。

笹薮が終わり植林の中の最後の登りを終えて緩やかに右に曲がり暫く歩くと八森山山頂に到着です。最初は山頂だと気づかずにそのまま通り過ぎてしましました。
南側は植林ではない為明るいのですが、笹が茂ってしまい座れません。ちなみに景色も見れません。


渡から八森山のルートですが、道も結構しっかりしており要所要所にテープも有りいきなり下りで使うのも問題なさそうです。
湯ノ森から二王山に登り八森山経由で渡に下るのもいいかもしれません。というかいつかやってみようと思う。

三角点のすぐ近くで腰を下ろし食事タイム。カップメンも持ってきましたが暑いのでおもすびだけにしときました。

2月でこんなに暑くなるとは想像していなかったので、ズボンは冬仕様のフリースが裏地ということもありこれがたまらなく暑い。通気性が皆無のような気がする。このせいで必要以上に体力を使った。
気温はこの時点で15度くらいだと思う。3週間前の二王山が-5度くらいだったことを考えると体感的に20度以上暑くなっている。
そろそろ1000m程度の山の登山シーズンは終りということでしょうか。

さて、腹も一杯になったことなので三星峠に向かって歩き始めます。
この辺は笹が多いです。途中植林の防護ネット(一部破れている)がでてきます。ネットの外側が本来の登山道らしいですが、笹がひどすぎて歩けないのでネットの中を歩きます。
最後にネットを跨いで元の道にもどりました。

最初のピークの973m峰には三星峠の道標の他に口仙俣への道標がありましたが、口仙俣までちゃんと道はあるのでしょうか。

973m峰からは南に進路を取り1004峰に向かいます。
1004峰でちょっと休憩して三星峠取り付く分岐まで下ります。
この辺赤テープを目安にして気持ち左側を意識して進みます。


左の写真の曲がった道標で90度左に曲がります。
ここで曲がると段差があり正面方面はガレています。このガレが地形図に載ってないんですよね。

ここで間違えて30秒ほど少しガレを左に見ながら下ってしまいましたが、なんかおかしいと思い分岐の道標までもどり再度確認。

段差のところで降りてみるとテープと道標がありました。これは段差の上からだと見えないんですよ。

わかりやすいようにテープを少しつけておきました。

三星峠にはガレを右に見ながらガレの横を下って行きます。
ガレが左に見えたら道を間違えているということです。

この辺はもうテープはほとんどついていないです。笹の中を一気に鞍部に向かって下って行きます。

結構急な坂を下るとやっと鞍部が見えてきました。三星峠です。想像ではもっと狭くて暗い峠だと思っていましたが、実際は結構広く明るい峠でした。

さて、ここからは鉄塔分岐目指して一気に登るだけです。結構急な道ですが20分程度で分岐に到着。

分岐でしばし休憩。汗だくなのでタオルで背中の汗を拭く。
今日は暖かいためか安倍奥の山々は霞がかかって綺麗には見えませんでした。

ここから中平に向かって下ります。
途中鉄塔の横を5回通ります。


分岐から60分くらいで林道に到着。

ここからは林道を下りバス停まで歩く。

中平の集落の道は結構面白い。上の林道から見て降りれそうな階段を見つけショートカットしながら下る。
うまくいけばバス停の階段にピンポイントで到着できる。
無事にバス停に到着。

車は少し先の路肩に停めてあるのでそこまで歩いて今日の山行は終了。


感想

渡〜八森山区間はかなりの藪を覚悟していたが、実際はテープも多く歩きやすい道だった。
2月下旬なのにもう既に小さな虫が飛んでいた。花粉もそろそろ飛ぶでしょうし標高からして登山時期は11月〜2月の期間がベストでしょうか。