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牛首峠


西日影沢から牛首峠



2010年6月4日
 

コースタイム

8:40 登山口
10:45 峠
12:00 コンヤ沢乗越
12:25 岩下
14:10-20 牛首峠
15:40 コンヤ沢乗越
16:05 峠
17::00 登山口


小学生高学年の頃西日影沢でキャンプをしたついでに親に連れられて牛首経由で山伏周遊をしたことがあった。牛首峠までは最初の登りがきつくて沢を渡渉したというかすかな記憶だけが残っている。
そこで再度どんな道だったのかを約25年ぶりに確かめに歩いてきました。

※破線ルート。岩下から牛首峠間で危険箇所が多々あります。


河原に車を停めて登山口まで河原を歩く。
渡渉するポイントがなかなかなく砂防ダムの方まで歩いたが結局かなり戻った所で渡渉することができた。

登山口には案内版があります。牛首〜岩下の間は危険と書いてあります。

少し先には通り抜け不可の案内版がありました。
今回は行ける所まで行ってみようと最初から決めていましたのでそのまま進みます。

昔の記憶に間違いはありません。最初の取り付きから結構急な斜面です。
金木荒ノ頭の鞍部までは標高差にして500mぐらい。直線距離で1.0kmぐらいですので50%の勾配ということでいいのかな。

昨日の酒が少し残っているのかペースはまったく上がりません(いつもの事ですが)。

左側にトラバースするようになると序盤は終了といった感じ。

ガレの上部を通ります。ここは見晴らしがいい。新田方面が見えます。更に涼しい。
と言ってものんびりするような場所ではないですが。

このガレを過ぎればあとはまた一気に鞍部に向かって登っていくようになります。
途中植林の作業道が合流してくるので道標を見落とさないように注意して登りました。

10:45やっと峠に到着しました。
ここで休憩。
金木荒ノ頭方面には結構しっかりとした踏み跡がありました。(写真右)
地形図で見ると金木荒ノ頭から尾根沿いに牛首まで行けそうな気がしますがどうなんでしょう。
涼しい時期にいつかやってみたいです。

さて充分休憩をしたので先に進みます。
ここから渡渉地点まではなだらかな道です。どちらかと言えば下っていくような感じ。
途中何箇所か木の橋を渡ります。滑りそうでちょっとビビリます。
沢にはカエルがいるらしくゲロゲロ鳴いていました。沢蟹はいませんでした。あ、カエルがいるからいないのかな。

渡渉地点に到着。
ちゃんとした橋がありますが倒木のせいで通過できません。
結局沢の中を歩き渡渉します。

ここで早めの昼飯休憩。
沢の水をペットボトルにいれましたが、冷たくないのであまりおいしいとは感じなかった。

この辺は少し倒木が多く荒れています。
たっぷり休憩を取り先に進みます。

渡渉地点からコンヤ沢乗越までは少し上りますが、結構簡単に到着しました。
ここには立派な道標有り。

コンヤ沢乗越から10分程度歩くと岩下に到着。(写真左 振り返って撮影)
ここの水は冷たくておいしかったです。
ここもカエルがケロケロ鳴いています。
岩下の少し先には造林小屋がありました。

造林小屋から先は崩壊地点が多くかなり時間をとられる。

この辺まで来ると踏跡が薄くなり,、崩壊地等の土が軟らかい所は獣道の方がハッキリとしている。このような事もあり道を探すのに時間がかかるようになる。
テープや道標を見落とさなければいいのだが、2度ほど獣道に入ってしまった。
ちなみにこの辺の獣の足跡は熊が多いです。あきらかにでかい足跡が縦横無尽についています。もちろん鹿の足跡もたくさんありました。
なんとか危険地帯を乗り越え最後の登りです。
登り切ると縦走路と林道に合流。
車道に下りて牛首峠までほんの少し歩きます。
14:10牛首峠に到着。
かなりゆっくり歩いたとはいえ、なんと5時間半もかかっています。
さて時間も時間なので10分だけ休憩して下山開始です。

今日はピストンなので登ってきた道から下ります。(写真右)

17:00登山口着。下山は2時間40分かかりました。

感想

崩壊箇所はかなり多く結構危険。
重たい荷物を背負っての通過は厳しいと思われる。
またいきなり下山路として使うのも止めた方がいいと思う。
ヒルはいなかった。

追記
このルートは今年からみどりの道から除外されているらしく今後登山道の整備はされないでしょう。