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二王山

渡本吊橋(椎の木沢左岸尾根)から二王山




2010年10月27日
 

コースタイム

7:50 六郎木BS
8:05 大和田BS
8:15 渡本吊橋
10:35 780M地点
11:35 988M地点
12:45-05 奥仙俣分岐地点
13:25 二王山
15:00 湯ノ森
15:15 六郎木


渡本の吊橋から椎の木沢左岸尾根で二王山まで行けるという事は前から知っていたのですが、なかなか実行に移す事ができませんでした。
先日ネットなどで調べてみたところ最近登山道が整備されて道標なども取り付けられているとの事だった。
それならそれほど大変ではないだろうと思い計画を立て渡本吊橋から二王山へ登り湯ノ森に下ってきました。
計画の段階では縦走路合流地点から八森山まで行って上渡に下山する予定でしたが、日が暮れる恐れがあったので安全策で湯ノ森下山にしておきました。

※椎の木沢左岸尾根は一般ルートではありません。過去に遭難事故も起きています。

湯の森BS付近は車を駐車していいのかわからなかったので、六郎木BSに車を駐車してバスに乗り大和田まで行くことにしました。
なお運賃は330円でした。

大和田BSからほんのちょっと歩いて吊橋へ。
定員は1名です。というか安倍川に架かっている吊橋は大体定員1名ですね。

吊橋を渡り左側の藪っぽい道を少し歩くとトラロープが張ってありそこが登山口のようです。
今日は天気予報だと晴れなのに空模様は雨の降りそうな曇り模様。
最初は雑木林なのでそれほどでもないが、植林地帯に入ると薄暗くてあまりいい雰囲気とは言えない。

植林の中の道なので景色に全然変化がありません。晴れていて木漏れ日があればもう少し雰囲気が違うんでしょうけれど。
そんな中下を向いてテクテク歩いていると巨大なキノコを発見。これだけでかいキノコははじめて見ました。傘の直径は20cm程度はあったような気がします。

さて60分程度歩いたので炭焼きの跡の所で休憩(写真右)。
ここは分岐地点なのですが全然気がつかずまっすぐ行くのかと思いましたが、右側に道標があり右側の尾根道の方が正しいとわかりました。

炭焼き小屋からは少しばかり傾斜が急になりますが、ここを登りきれば平らな場所にでました。
地形図の740m付近です。
ここには780mの道標が付けられていましたが、実際はもう少し先の地点ですね。
実際の780m地点の少し手前からは安倍川と橋が見える場所があります。山頂付近のガレを除くと唯一の展望です。
780m地点もピーク自体には登らず右側の平坦な場所を歩きます。次のピークも登らず左側をトラバースして一旦鞍部に下ります。
正直ここまでは道もしっかりしてるし道標もテープもかなりあるのもありそれほど大変な尾根道じゃなかったなと思っていましたが大間違いでした。
この鞍部から988m地点までがこの尾根道の核心部でした。

鞍部からは一旦左にトラバースしていきます。
少し歩いた先で一気右に曲がり尾根に取り付きます。
ここは道標がなかったらそのままトラバース道を歩いてしまう所でした。

鞍部からはかなり急な坂を上っていきます。
850m付近までくるとやっとなだらかになってきますが、踏み跡がほとんどなくなりテープのみが頼りになります。
ここは988地点からの尾根に取り付く感じなので下りでこの道を使う場合はかなり大変そうです。

トラロープの所でやっと尾根に取り付くことができました。
「この先この尾根を下るな、ここで曲がれ」的な意味のロープですね。
下りでこのロープがないと思うと結構怖いですね。そのまままっすぐ下ってしまいそうです。
ここから988地点までは笹薮です。


1100m付近まで来ると細尾根に突入。
この辺りは結構気持ちのいい所。右側が急斜面なので落っこちないようにしないといけませんが。
12:45
やっとガレの部分に到着することが出来ました。
ここから見るとかなりの迫力。一気にスパンと崩れ落ちているのがわかります。

ここで昼飯休憩。計画より30分程度遅れてつきました。

13:05
昼飯休憩も終わり先に進みます。
ガレの淵を歩けば縦走路に着くはずですが、なぜか道はトラバースしていきます。

そのままトラバース道を歩いていくと縦走路と合流しました。
ここには新しく道標が付けられていました。前回二王山から奥仙俣方面に歩いたときにはわかり難い所だったのでこれはありがたいです。
でも、渡本吊橋方向の案内板は必要なのでしょうか?
下山路として使うには結構難易度が高いと思うのですが...。
13:25
分岐からは20分程度で二王山頂へ到着。
ここに来るのは3度目。前回三角点は見てきたので今回は割愛。
そのまま湯ノ森方面に下ります。
途中新しく伐採している所がありました。
十枚山方面がよく見えるようになっています。
二王山の道は展望がほとんどないのでこれは結構いい休憩ポイントとなるのではないでしょうか。

この先ずいぶん下ったところで熊かイノシシと思われるものすごいでかい足音を聞きました。
10mぐらい上を通っていったので結構怖かったです。

15:00
湯ノ森に到着。
15分程度歩いて六郎木へ。今回も無事に登山完了。

感想

植林のなかをずっと歩くので最初から最後まで薄暗い
椎の木沢左岸尾根は登りで使う分にはテープや道標さえ見逃さなければ特に問題はなさそうな感じ。
逆に下山路として使うのはベテラン以外の人はやめたほうがよさそうな感じだった。