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大棚山・中村山

奥長島から大棚山・中村山周回




2011年4月10日
 

コースタイム

7:05 奥長島眼鏡橋
7:20 取りつき地点
9:55 966M峰
10:30 大棚山
10:50 三角点
11:20 966M峰
11:40 鞍部
12:20 1036M峰
13:05 中村山
13:35 釜石峠
13:45 分岐
14:40 登山口


足久保川沿いの山としては前回奥長島〜大山・突先山と歩いた。
今回は残りの大棚山と中村山を歩こうというもの。
どうやって周回しようか悩み、当初は大棚山から南に延びている尾根で一気に大棚山まで登ってしまおう思いましたが、不安要素が多く結局却下。

代わりに突先山に登った時に見つけた「←大棚山・奥長島→」の道標から取りつくことにした。
10年以上前に発行された手元にある本によるとこのルートは大棚山の西側の1036地点と966地点の間の鞍部に辿り着くらしいが、踏み跡は薄い様子。
ネットで調べても最近歩いた記録がないのが少し不安。

さて無事にたどり着けるのでしょうか。

※藪ルート
自宅を6:30に出発し7時頃に眼鏡橋に到着。
天気予報だと今日は晴れだが現状は曇り。さらに山の上部にはガスがかかっているのが見える。
ちゃっちゃと準備をして突先山の山腹コース登山口に向かう。

茶畑の所にある前回突先山から下山時に間違えて入ってしまった道はトタンで塞がれていました。
でも今回はこの先から取りつきますので横を巻いて先に進みます。
沢を超えると前回見つけた大棚山の道標があり、ここから取りつきます。

暫くは沢沿いの道らしいです。1分程度歩いたでしょうか右上に登っていく踏み跡とまっすぐに向かう踏み跡の分岐に到着。
手元にある本だと最終的にトラバースしてこの沢に辿り着き鞍部に辿り着くとなっている。
沢沿いを登るわけではないだろうと解釈し尾根に向かう道で尾根に向かう。

尾根に辿り着いたのはいいが道はだんだんと左側斜面に向かい結局さっきの沢の上部に辿り着いてしまった。
ここまでの道も踏み跡は薄く記録にある登山道がどうかよくわからない。

暫く沢沿いを歩きましたが、岩場なので踏み跡はわからずこの道が正しいのかも不明。
このまま詰めるよりも尾根に一旦上がった方がいいのではと思い、登れそうな所を一気に登り尾根に向かう。
標高にして100mは登りましたが、この斜面が急であり非常に疲れた。

急な斜面を登りきるとかなりハッキリとした道が横切っています。
これが正規の道なのかな?と思いましたが道は尾根ではなくやはり左側斜面を沢方向に向かって伸びている。

正直しんどい思いをしてやっと尾根に辿り着いたのに、また沢に辿り着きそうな道を歩くのは嫌だったので尾根の一番高いところまで進んでみる。

結局尾根に乗っても登山道はなし。
ここで鞍部に向かう道を探すのをやめてこの尾根で一気に966m峰まで登ることにしました。

地形図で現在地を確認すると、この先に右側から尾根が合流する地点が一番尾根が高いので右に右にと意識しながら登っていく。
伐採後の木が邪魔ですが、下草がないのでそれほど歩きにくくはないです。

尾根が合流すると地形的には緩やかになり結構歩きやすい。

やっぱ尾根道は歩きやすいよなーと実感した瞬間だった。
右側は自然林というか笹薮。笹薮と植林の境界線をひたすら歩いて行く。

さあ、あと80m程度で966m峰というところに来てなんと植林地帯が終わり笹薮地帯に突入です。
笹というかスズタケですね。非常に歩きずらい。
ストックをしまい長袖の上着を着ます。

最初はまだ隙間もありそれほど苦痛ではなかったですが、最後の40m位がものすごい密集しており全然先に進まない。
眼鏡は落ちるわ、ほっかむりのタオルは何度もはぎ取られるわでイライラも限界。
距離にして5m進むのに1分以上かかったと思う。

9:55
やっと966m地点の稜線に到着。
久しぶりに藪漕ぎしましたが、なかなか手ごわい藪地帯でした。
当分藪漕ぎはしたくないです。

966m地点で昼飯休憩。
時間的に早いですが、すでに腹ペコ状態なので仕方がありません。
ウグイスの鳴き声を聞きながらのんびりと稲荷ずしを頬張る。

さてお腹も満腹になったので大棚山に向かいます。
先程の歩いてきたルートを思うと、ここはまさにハイウェイ状態。

10:30
サクサク歩きあっという間に大棚山に到着。
時間も早いので三角点を見に行ってみます。
往復20分程度ですね。

三角点を見たら先程の966m峰まで戻り中村山に向かいます。

11:40
鞍部に到着。
ここに辿り着く予定だったのですけどねー。
左側を見てみるも踏み跡なし。
ちょっと先に進むともう1カ所鞍部らしき地形がありここには微かな踏み跡が沢に向かって一気に下っている。
この道だったのかなー。でも道標・テープ共に無し。
この道だったとしてももうほとんど廃道化しているのではないでしょうか。

さて、ここから1036m峰までは踏み跡も途切れ途切れ。
この縦走路は歩く人がほとんどいないんでしょうね。
登山道もやわらかくあまり人が歩いているようには感じれません。

最後の最後でまた藪地帯に突入。ここは刺草が混じっており最悪な藪。
半袖で通過したので腕は傷だらけになってしまった。

12:20
1036m地点につきました。
右側斜面は植林で下草がないので、先程の藪は右側から進めば回避できた様子。

この先地形図だと川島集落に下れる点線登山道がありますが、ぼーと歩いていたのもありますが結局どこだかわかりませんでした。

ここからは笹混じりの細尾根を歩いて行きまます。

13:05
中村山に到着。
ここは2重稜線になっていて大棚山方面から来ると縦走路から90度曲がって山頂に辿り着くので結構意外だった。

ここで大休憩。
結局今日は誰とも会うことがなかった。
時間も時間なので今後も会うことはないでしょう。

さて休憩も終わり下山開始という所でどっち側の道が釜石峠方面なのかわからなくなってしまった。
折角なのでここで少し前に購入したシルバコンパスで確認。100円コンパスとは違いますなぁー。
西側だと思っていた方向が実は北側でした。危ない危ない。樫ノ木峠方面に行ってしまう所だった。

中村山から釜石峠までの道は一カ所滑る所があった以外は歩きやすい道。
15分程度で釜石峠へ。

13:45
釜石峠からは10分程度で分岐に到着。
前回山腹コースで下山したので、今回は沢コースを選択。

この沢コースは下山で使うより登りで使うコースですね。
下山時だと結構疲れます。特に雨の翌日なので滑りそうで怖いです。

14:40
登山口に到着。
林道を少しだけ歩いて車へ。


感想
大棚山・中村山共に展望なし。
大棚山〜中村山区間も踏み跡は薄く人気がない様子。
結局鞍部に向かう登山道というのがどれなのかわからないままとなってしまったが、入口がトタンで塞がれた現在この道で大棚山に行こうという人はでてこないのではないかと思います。