トップページ奥大井の山々>風イラズ(栗代林道〜風イラズ)1日目





風イラズ


栗代林道から風イラズ
1日目



2010年11月3〜4日
 

コースタイム
1日目

4:20 自宅発
6:45 栗代林道ゲート前(地形図743m地点)
8:45 尾栗峠登山口(作業小屋前)
10:40 尾栗峠
14:20 抜ヶ谷山(1612m)幕営地

寸又峡近辺の山はヒルが多いらしく、とてもヒルがいる時期には登ろうという気持ちにならない。
かといってモタモタしていると積雪してしまうのでなかなか歩く機会が無かった。
今回、昨年から歩いてみたいなと思っていた風イラズにいくことにしました。
栗代林道から日帰りで歩いている人がいますが、自分の体力だと無理なので山中一泊で歩くことに決定。

※バリエーションルート

※2013.9追記
現在尾栗林道は崩壊により地形図743地点まで行けないようです。
更に当登山記録で「数年後には崩壊していそうと」書いた所が現在崩壊しており通過できなくなっています。




1日目

朝3時半くらいに起きて4時頃出発。
寸又峡の兎辻からの道は舗装道路ですが落石がすごい。
栗代林道からは未舗装になり更に落石がひどい。何度か同行者に石を取り除いてもらってやっとゲートまでやってきました。車高の高い車は問題ないでしょうが普通の乗用車だとかなり気を使います。

6:40
地形図743m地点のゲート前には結構広いスペースになっておりここに駐車しておきます。
支度をして6:45スタート。
10mくらい歩くとゲートと階段があります。
この先林道は崩壊しているらしく階段を上り20mくらい登りまた下って再度林道に戻ります。
林道はまあまあ歩きやすいのですが何箇所か危険箇所もありました。
特に写真左の箇所はスパッと切れ落ちており数年後には通れなくなってしまいそうです。

9:45
1時間くらいでつくのかなと思いきや2時間もかかってやっと作業小屋跡に到着しました。(写真右)
ここで大休憩。
特に道標も何もありませんが尾栗峠にはここから登っていきます。

小屋跡からの尾栗峠の道は赤テープと薄い踏み跡をたよりに歩きますが、所々どこを登っていいのかわかならくなり2度ほど適当に登りました。
適当に登っているとまた踏み跡のある道に戻ることができました。
右になだらかにトラバースするようになると尾栗峠に到着。
東側が植林、西側が自然林になっています。
ここで暫く休憩。
60分くらいで林道からここまで登れると考えてましたがなんと90分もかかってしまいました。
テントも張れそうなスペースはありますが、斜めになってたり居心地は悪そうです。
尾栗峠からは気持ちのいい尾根歩き。
今日は晴天なので木漏れ日が気持ちいいです。
最初のピークまでは結構な斜面を登っていきます。やや植林側を歩きました。
1351m地点付近で昼飯休憩。コンビニで買ったパンを食べる。
この辺り位から植林はなくなり両側とも自然林の気持ちのいい道になります。

枯れた笹をパキパキ折りながら歩いていくと左側がガレいる所に到着。
なかなかの迫力のあるガレです。落ちないように慎重に通過します。

尾根をまっすぐ登ればいい道なので迷うことはないのですが、「ここはどっち側から登るんだ?」みたいなところは数箇所ありました。
14:20
抜ヶ谷山(1612m)に到着。
ネットに書いてある通り御料局三角点なるものがありました。
普通の三角点みたいに埋まってるのかと思いきや置いてあるだけでした。

さて今日の行程はここまで。
山頂近辺でいい幕営地がないか探します。

3箇所ほど候補がありましたが、山頂から10歩程度北に歩いた所のスペースに決定。
出入り口に木があってちょっと邪魔ですが、他の所よりは平らだったので。

他の場所も2人用テントが精一杯の感じでした。でかいテントは設営できそうにありません。
今回快適性を取って3〜4人用にするか、軽さと場所をとらない1〜2人用にするか悩み、結局設置スペースがないと泣けるので2人用にしたのですが大正解でした。

17:00
夕食は行程中に水場がないとの事でなるべく水を使わない食事にしようということもあってコンビニ弁当です。
あとインスタント味噌汁だけは作りました。

この時の気温は5度。
深夜テント内温度が6度位だったので外は0度近辺だったと思います。


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